フロリダの風

ウルトラランナーのランニングライフ

思いやりの気持ちで安全なランニングを

 日々のランニングで公道を走るとき、最も大切なのは事故に合わないよう、安全に走ることです。

 

 そこで、公道を安全に走る時のポイントをまとめてみました。

 健康のために走る人も、レースで記録を狙うために鍛錬する人も、「安全に走る」という基本を忘れずにランニングを楽しみましょう。

 

1 夜間は目立つ格好で足元の安全を確保

 夜に上下真っ黒の服装で走っているランナーを見かけることがあります。

 ランナーのスピードは意外と速いものです。

 歩行者や自転車、そして車からも認識してもらいやすいように、なるべく白っぽいウェアで、反射板や点滅灯などを身に着けて、目立つ格好で走りましょう。

 いくら自分が気を付けていても、相手から見落とされて事故になる可能性があります。

 ランナーの存在を周りが気づけるようにすることが大事です。

 また、道路に何か落ちていたり、障害物があると、つまづいたりぶつかったりして転倒する危険があります。

 暗い中を走る時は、ヘッドランプをつけて足元の安全を確保しましょう。

 私はいつもヘッドランプをつけていますが、それでも一昨年、道路の割れ目に足を取られて転倒、全治3週間のケガをしました。

 夜間のランニングはスピード控えめに、周りの状況に十分注意して走りましょう。

 

2 「かもしれない」走行

 車を運転する時には「だろう」運転ではなく「かもしれない」運転をしようということをよく言われます。

 これはランナーにも当てはまります。

 コンビニの前を通る時には駐車場から車が安全確認もせずに出てくる可能性だってあります。

 車は出てこない「だろう」と考えるのではなく、車が出てくる「かもしれない」という意識を持って、お店の駐車場などの前を通るときには用心しましょう。

 また、交差点でも、一時停止の標識があっても止まらない車はいますので、止まってくれないかもしれない、という意識が大事です。

 特に早朝4時台~5時台くらいは無謀運転の車が多い時間帯です。飲酒運転や居眠り運転の車がいますし、道路がすいているので信号無視したり暴走する車も多い時間帯です。信号が青でもしっかり安全確認をして、車が止まってくれない可能性を頭に入れておきましょう。

 

3 歩行者に思いやりを持つ 

 ランナーは歩行者に比べてスピードが出ているので、万が一歩行者と接触するようなことがあれば重大な事故つながる可能性もあります。

 タイムを計っていたり、気持ちよくスピードに乗って走っている時に自転車や歩行者がいたり、目の前の信号が赤だったりした時、スピードを落としたり止まったりしたくはないものですが、安全第一で思いやりの気持ちを持って走りたいものです。

 

 狭い歩道を走っていて、前を歩いている歩行者が道を譲ってくれないとか、自転車が前から突っ込んでくるとか、走っていてイラっとする時があります。

 そんな時は避けようのない岩が現れたのだ、と思うぐらいの気持ちで冷静に対応することが大事です。

 

 スピードを出して走るランナーというのは、ゆっくり歩いている人や犬の散歩をしている人から見れば怖さを感じることがあります。

 道路には小さい子どもや障害のある方も歩いています。

 猛スピードで横をすり抜けられたりなんかしたら恐怖です。

 

 ランナーからすれば、こっちは走ってるんだから道を譲ってほしいと思うかもしれませんが、走らない人からすればランナーの気持はわかりません。

 耳が不自由な方だとランナーが後ろから近づいていても気づけないこともあります。

 

 ランナーは、歩行者を追い抜くときにはスピードを控えめにして歩行者との間に十分な感覚を開けるようにしましょう。

 歩行者との間に十分な感覚を取れない時は、十分にスピードを落としたり歩いたりして相手に恐怖感を与えないようにしましょう。

 

 細い道で後ろから追い抜くときは、「おはようございます」「こんにちは」と一声かけると親切です。

 追い抜く直前に声をかけると相手がびっくりすることがあるので、手前10mくらいで「おはようございます」と声を出して、追い抜く直前にもう一度あいさつするという方法もあります。

 

 感染症が流行している時期には、マスクなしで声を出されることを嫌がる人もいるので、可能なら声をかけるときにマスクをするのもいいでしょう。

 人通りが多い場所を走る時には、マスクをするか布などで口元を覆うのもいいかもしれません。

 暑い時期は熱中症対策として、マスクをしない方がいいということもあるので、そのあたりは臨機応変な対応が必要でしょう。

 先日、都心部の人が多い場所でジョギングした時は、ほとんどのランナーがマスクをして走っていました。まだ暑い時期ではありませんでしたが。

 

 声をかけるときには「すみません」「失礼します」よりも「おはようございます」「こんにちは」の方がトラブルになりにくいです。

 「すみません」だと「道を譲ってほしい」と言われて邪魔者扱いされたように感じて「気持ちよく散歩してるのに何で道を譲らなきゃいけないんだ」と腹が立つという方もいます。

 「おはようございます」の方が、単なるあいさつのフリして相手に気づいてもらえるということで歩行者に不快感を与える可能性が低くなります。

 

 集団で歩いていて、全く道を譲ってくれない人たちもいますが、そんな時でも、「お互い様」の気持で相手の様子を見ながらさわやかに対応できればいいですね。

 

 一方的に相手を邪魔だと思わず、相手の状況を思いやりながら、こっちには「走っている」という状況があるように、相手にも「考え事をしながら歩いている」「愛犬と散歩する大切な時間」などそれぞれの好況があるので、お互い様と思うことです。

 

 もしイラっとしても、そこは冷静に、くれぐれも相手に怒りの感情を伝えないようにしましょう。

 怒りは怒りを呼びます。

 穏やかに、譲り合いの気持を持つことが大切です。

 

4 感謝の気持ちを忘れずに

 ランナーは、交通規制がされた行動でレースができるなど、恵まれた立場にあることに感謝の気持ちを持つことが大切です。

 健康でいられることに、こうやって走れることに、感謝しながら楽しく走りましょう。

 

 人にやさしく、自然にやさしく、安全なランニングを心がけましょう。