ランニングを始めたばかりという人から、「膝を痛めないようにするにはどうしたらいいか」と聞かれることがあります。
私はランニングを始めたばかりの時、初めて出場したマラソン大会で膝を痛めました。
その時は、大会前に1週間ほど練習してハーフマラソンに出ました。
始めてのハーフマラソンのためにスーパーで安いシューズを買いました。
当時の私はランニングシューズのことも知りませんでした。
そのハーフマラソンはアップダウンの激しいコースで、後半は急な下りを力まかせに駆け下りました。
走る筋肉ができていなかったのでしょう。
激しく膝を痛め、その後まともに走れるようになるまで4年かかりました。
その後は20年以上一度も膝を痛ることなく、故障らしい故障はしていません。
故障しなくなったのは、走るための筋肉がしっかりついたからなのでしょう。
膝を痛めないためには、クッション性のある靴を履いたり、最初はウォーキングから始めて徐々に筋肉をつけて行くと言ったやり方が賢明かと思います。
人によって運動経験や体力、体の柔軟性など、千差万別ですので、同じように走っても故障しやすい人としにくい人がします。
故障しないに越したことはないのですが、故障した時は、いい経験だと思って、治療し、経験を生かして故障しにくい方法を学ぶことができます。
私は、膝を痛めてから治るまでに4年かかりました。
4年も治らないと、ずっと治らない気がしますが、なぜか完治しました。
その後違和感もないので完治だと思います。
ぎっくり腰は、ランニングをするようになって筋肉がついたことで発症しなくなりましたが、時々発症しそうになりますが、膝については問題がなくなりました。
なぜ膝が治ったのかはわかりません。
膝を痛めてから1年半くらいしてから本格的なランニングを再開しました。
とはいっても、膝をがちがちにテーピングして、距離が長くなると足を引きずりながらのランニングでしたが、そうやって、だんだん普通に走れるようになっていきました。
そんな状態でフルマラソンを何度も走っているうち、状態が良くなっていき、4年くらい経ったころには問題なく走れるようになりました。
テーピングやサポーターなしで走れるようになった時は嬉しかったです。
で、「そうすれば膝を痛めないか?」についての私の答えは、「一度痛めてみたらわかる」です。
どの程度本気で走りたいかによって、その対策は異なるでしょう。