東京オリンピック2020は、2021年8月8日に男子マラソンが行われました。
ケニアのキプチョゲ選手が金メダルで、オリンピック2連覇です。
キプチョゲ選手の35kmからのペースは速かったです。
調子がいい選手にとっては暑さはそれほど関係ないのかもしれないと思わせるような力強い走りでした。
このレースで引退することを発表していた日本の大迫選手は6位に入りました。
中村選手が62位、服部選手が73位でした。
大迫選手はこれが最後という気迫のこもった走りで最後まで前を追いかけ続けました。
夏場のオリンピックでのレースは慣れない暑さとの戦いで、過酷な競技です。
コロナ禍で昨年3月以降、ほとんどレースが開催されず、しばらく実戦から遠ざかっている選手が多く、日本での事前合宿もほとんどできなかったために暑さに体を慣らす時間もないなど、多くの選手にとって、コンディションを整えることが難しかったようです。
日本の選手は、オリンピックの選考レースが行われたのが2年前。
2年前の好調さをそのまま維持してオリンピックに臨むというのは簡単なことではありません。
6位に入った大迫選手を含め、日本の3選手はオリンピックにピークを持ってくることができなかったように感じます。
陸上の他の競技は直前にいい記録を出している選手が代表に選ばれていることが多いのに比べ、2年前のレースの結果がそのままま代表になるのは無理があったのかもしれません。
あくまでそれは結果論です。
オリンピックが開催され、レースに出場できたということだけで今回は成功だったのではないでしょうか。
東京オリンピック公式サイトより